映画「悪い夏」生活保護がテーマ。サスペンス?いやいやコメディでしょう。生活保護エンタメです。

映画

生活保護をテーマにしたエンタメ作品です。登場する人物は皆まともじゃありません。

医療関係で働いたこともあるのですが、その時のことを思い出しました。
全員ではありませんが、生活保護受給者をバカにしてる人がある程度いました。
上品なマダム風の人が生活保護受給者で驚いたことがあります。身なりが良かったので不思議でした。
なぜか延々と文句(内容は忘れた)を言われ、話しを聞いていたら次回より懐かれるようになりました。もしかしたら淋しい人だったのかも。

炎天下でホームレスが空き缶拾いをしています。

暑くて汗を拭きながら、市役所の生活福祉課に勤める佐々木守は生活保護受給者の家を訪問します。
この映画の主人公、ちょっと押しに弱そうな佐々木守を演じているのは北村匠海さん。めがねをかけて真面目そうです。

その受給者山田は明らかに働く気が無さそうで、のらりくらりと言い訳をします。ふてぶてしいです。

育児放棄寸前のシングルマザーで生活保護受給者の林野愛美は河合優実さんが演じています。
愛美の担当は高野という男性職員だけど、正義感の強い同僚の宮田は「何かある」と感じ、佐々木と一緒に愛美の住むアパートを訪ねます。でも、愛美は一切を否定。

佐々木は彼女の幼い娘にクレヨンをプレゼントしたことがきっかけで愛美と親しくなります。このクレヨンがキーポイントになります。ここから佐々木の人生は大きく変わってしまうのですから。アイラインをひいた目元が魅惑的です。プレイバックパートⅡを歌っていた時の山口百恵さんに似ています。次第に愛美に惹かれていく佐々木です。

愛美は裏社会の人間ともつながっていました。

暴力団員たちは「生活保護ビジネス」というやり方で、ホームレスたちに生活保護を受給させ、そのお金を巻き上げていました。

暴力団の金本は佐々木の愛美に寄せる気持ちを利用し、脅して生活保護ビジネスに加担させます。
金本役は窪田正孝さん。この方とっても役の幅が広いです。朝ドラから影のあるボクサーと不思議ちゃん男子と、今回は強面の役です。金本は刃物を突きつけられても、ビビったりしません。数々の修羅場を経験したのか、人を殴ることも躊躇がありません。

市役所の福祉課窓口に次々とやってくるホームレスの申請を通し、悪夢を見ているかの様子の佐々木。もうろうと手続きを進める中、本当に生活保護が必要なシングルマザーを怒鳴り散らしてしまいます。はっと我に返ると母親の姿はありません。

その母親役は木南晴夏さん。目の下が真っ黒です。公園で何本ものペットボトルに水をくみ、小さな息子と一緒に自宅まで運びます。
彼女はついスーパーで万引きをしてしてしまいます。常習的に万引きしていたことが勤め先にばれてクビになってしまいます。

ようやく訪れた市役所の福祉課でこの仕打ち。誰かこの親子を早く助けてあげて下さい。

嵐の夜に大事件が起こります。

愛美の小さなアパートに、佐々木、山田、金本、金本の愛人が訪れ、それから金本に利用された元福祉課職員、そして同僚の正義感強い宮田もやってきます。それぞれの思惑が交差し、まさかの大乱闘となります。なぜこのタイミングなのか、ここは笑えます。

翌朝、嵐は過ぎ去り、今日もホームレスが缶拾いをしています。

不正受給は絶対許せません。
映画の中の人たち、皆喫煙してお酒飲んでパチンコしているけど、出来ればそれらを我慢してほしい。勤労は国民の義務なので、働けるなら働いてほしい。ついでに納税もしてほしい。私だって最低賃金で働いています。

でも必要な人にはきちんと届いてほしいです。生活苦から悪いことに手を出してしまう前に、助けてあげてほしいです。

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#悪い夏 #生活保護 #北村匠海 #河合優実