お正月に親の認知症について考える

その他あれこれ

私のブログを訪れてくれた方々、少し遅いですが、明けましておめでとうございます。
もっと良い記事が書けるよう努力しますので、本年もよろしくお願い申し上げます。

元旦から大きな災害や事故がありました。
この度の震災や事故に際し、心よりお見舞い申し上げます。

年末年始は夫の実家に帰省していました。
車が無いと何事も出来ない地域で、自動車免許を持たない義母が一人暮らしをしています。
普段はデイサービスやヘルパーさんのお世話になっており、買い物やお金の管理も市役所の方にお願いしています。
地域の方達のお世話になっており、本当にありがたく思っています。

ですが、近頃は顔の判別がつかなくなってしまったようで、私の事も実の息子である夫の事も分からないようです。
●●(夫の名前)のヨメの●●(私の名前)ですよ、と最初に名乗りましたが、どうもピンとこない様子です。
義弟の運転するレンタカーで一緒に買い物に行ったり、スーパー銭湯に行ったり、親戚の家に行ったりしましたが、私の名前は一度も呼んでもらえませんでした。私のことどう思っていたのでしょう。
親戚の顔も忘れてしまったようで、「あんた誰ね?」と言っていました。
同じ話を何度も聞かされ、その都度あいづちを打ちました。

私の母も最近忘れっぽくなり、探し物が見つからないと「最近バカになった」と気にしている様子です。
やっぱり同じ話を何度もしますし、昔の事を最近あったように話します。
祖父は晩年、同居する私の母に「毒を盛られた」「暴力を振るわれた」と妄想し、日記に書いたり私に訴えたりしていました。

顔が分からなかったり名前が思い出せなかったりって本人はどんな気持ちなんでしょうか。
不安や辛い気持ちをかかえるのでしょうか。

でも、義母の場合、そういったそぶりは全く感じず明るいのです。
自覚が無いのか、それとも開き直りでしょうか。夫や義弟に行動を注意されると「そうだっけ!テヘペロ!」って感じです。
本人を目の前にして「誰か分からん」と言います。言われた方も笑っていました。
年齢を聞いたらいつの間に若返っていました。
ああいう姿を見ていると、たとえ自分が認知症になっても大丈夫、気にしないって思えてきます。見習いたいです。

戦争が続くこの世界ですが、みんなが協力しあえる平和な世の中になりますように。

#2024年 #認知症 #義母 #実家 #帰省