アニメ映画『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション-前章』『クラメルカガリ』と山﨑賢人主演『陰陽師0ゼロ』を観た

映画

夫が観たいと言うので、アニメを2本先々週と先先々週、続けて観ました。

プロレスとプロ野球好きが、いつの間にか漫画とアニメ好きになっていました。

通称「デデデデ」は原作も作者も知らずに観たのですが、青春SF映画のような感覚で楽しめました。

主人公は小山門出(こやまかどで)と中川凰蘭(なかがわおうらん)通称おんたん、声優は磯田りらさんとあのちゃんです。

いつも自然体の門出ちゃんに幾田さんの声、破天荒なおんたんにあのちゃんの声。

とてもぴったりでなんの違和感もありません。

この2人と3人のキャラクターを加えて5人で仲良しグループを作って、高校生活を謳歌しています。

でも、3年前に襲来した宇宙船から攻撃を受け多数の犠牲者を出す大災害があったのに、今でも東京の空にそれが浮かんでおり、非常事態宣言が出されながら普通に生活している日常。

とんでもないことが起きているのに、たいした対策が出来ない日本がリアルです。しかもA波という汚染物質で大田区あたりは人が住めない状態です。

これは福島原発の事故を比喩しているように感じます。

門出のお気に入りマンガ、ドラえもんのパロディのような「イソべやん」が面白く、これはこれで別で読みたいと思います。

映画は面白いだけではなく哀しみもあり、おんたんの過去もおんたんのお兄さん(自宅警備隊またはニート)も気になるし、小さな宇宙人や大きな宇宙船も気になります。

謎だらけで続きが気になります。後編も絶対観に行きます。

翌週は「クラメクカガリ」を観ました。

懐かしさを感じる絵柄で、人物が半透明のようです。人物の向こう側に景色が見え、生死の境がないような不思議な世界観です。

景色がとても緻密で、アニメーションに実写を組み合わせているのかと思わせるミックス具合が美しいです。

主人公は、零細企業がひしめく炭鉱の町、通称「箱庭」で地図を売って生活しているカガリという少女です。この町が好きみたいです。

同じような仕事をしている少年は箱庭を脱出することを夢見ています。少女と一緒に箱庭から脱出しようとした結末が悲しいです。

炭鉱に零細企業がひしめくという設定が面白いです。そのためどこに穴が通っているのか分からなくなるって有り得ないです。

落盤やガス爆発や粉塵爆発も多いはず。危険だらけの町にすむ人々がたくましいです。

「クラユカバ」というアニメ2本同時上映だったのですね。まだ観ていませんが、面白いに決まっている気がします。

塚原重義監督の名前、忘れないようにします。

先週は「陰陽師0」を観ました。

主演の山﨑賢人さんのアクション映画は外れがありません。

今回はいつもより「シュッ!」とした長髪の山﨑賢人さんです。

呪いや祟りを防ぐ陰陽師になるための学校「陰陽寮」で学生生活をすごす安倍晴明ですが、もう才能があってそれを自覚しているのか、真面目に勉学に励みません。当時は朝廷の陰陽寮という役所で働く役人=国家公務員の卵なのですよね。

天才なので仕方ないでしょうが、同級生にはもう少し優しくしてあげてもいいのでは。少し上から目線な態度なので、周りが嫉妬心をいただくのは致し方ないような気がします。

大昔の夜は真っ暗闇だったでしょうから、その闇に「もののふ」が潜んでいると思うのは当然だと思います。特に新月の夜は真っ暗闇で、恐怖すら感じたかもしれません。

ある時、学生の一人が井戸に落ち変死します。これは何かの祟りなのか、誰かの仕業なのか。

この映画では、呪い=暗示とされています。あまり原作を知らないので、怪奇現象や祟りとかと戦うストーリーだと思っていました。学校内の出世争いが原因だったとは。

呪いではなく催眠と思い込みと暗示で完全にだまされています。晴明はそれを見破り無事に事件を解決します。

なので敵が学校内にいたとは考えませんでした。途中からなんだか北村一輝さん演じる是邦が怪しいと感じ始めましたが。北村一輝さんはたいていいつも怪しいのですが、本当の敵は別の人です。

たくさんの花々が舞うよしこ女王のお住まいが美しいです。

よしこ女王と竜笛を吹く源博雅の二人だけがファンタジーの世界で、小さな七福神が踊りながら雲に乗って笛から出てくるシーンが一番心に残りました。

この映画もシリーズ化するのでしょうか。晴明は陰陽師には興味無いと言いつつ、天才なので実力を発揮し、そののち成長してユースケサンタマリアさんのような立派な陰陽師になり、京の都の朝廷で活躍するようになるのかな。

最近、平安時代に興味津々です。NHKの大河ドラマを見ていて思うのですが、真冬の雪が降る日に隙間風がたくさん入ってくるような家に住んでて寒くないのでしょうか。それとも着物を何枚も重ねて寒さをしのいでいたのでしょうか。しかも寝るときあんな薄い布団で寒くないのでしょうか。

昔の日本人は世界有数の薄着民族だったと、以前本で読んだことがあるのですが、実際そうだったのでしょうか。

大河ドラマでも一条天皇と定子は靴も履かず、雪の降っている庭にでて雪景色に感激していました。

映画と関係ない話しになってしまいましたが、平安時代の暮らしを調べてみたいです。

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