渋谷に久しぶりに行きました。昔は渋谷駅で迷う事なんてなかったのに、来る度迷います。
そして久しぶりにユーロスペースで映画を観ました。ユーロスペースも円山町に移転してから初めてだったので、ラブホテル街をうろうろしてしまいました。
暑さでくらくらしていたせいかチケット買うとき間違えて、「シニア1枚、アイアムア・ウーマン!」と言ってしまいました。うっかり、恥ずかしい思いをしました。
正式タイトルは「アイアム・ア・コメディアン」です。村本大輔さんのコロナ前からコロナ禍とその後の日本とアメリカでの3年間の活動の記録です。
初めて「ウーマンラッシュアワー」さんを知ったのはテレビで、何年前か忘れましたが抜群に面白いと思いました。
すごい早口でしゃべってて、きっと頭の回転が早いのだろうなと、注目するようになりました。
でも、思ったほどテレビに出なくて、面白いのになんでかと思っていたら、炎上するような事言ってテレビから嫌われていたんですね。そこまで知りませんでした。
村本さんはアメリカへ行き、スタンダップコメディに挑戦しますがあまり受けません。コメディクラブの「あ~あ」みたいな空気を感じながら、次のネタを言います。見ている方も辛いです。
日本に帰ってきては年間600ステージをこなすそうです。小さな会場もあり、お互いの距離が近いので緊張感で窒息しそうです。
映画の中でいくつかネタを披露していましたが、お父さんのネタが一番面白かったです。お父さんが自身のガンを「上がつんく♂で、下が渡哲也や」と言うところ、最悪な状態なのに笑ってしまいました。息子が父親に靴をプレゼントしようとして怒鳴りあってしまう話も、人情話のようです。
あと、被災地で聞いた、贈られて要らない物ランキング、これも面白かったです。言いにくいけど、第1位千羽鶴って、折ってくれた人の気持ちを考えると簡単に捨てるわけにもいかず、どうしようもできないですよね。実家にも千羽鶴がほこりを被って飾ってあります。
福井県の原発ネタも面白かったです。夜になると真っ暗になる大飯郡おおい町で「電気はどこへ行ったんだー!」って福島もそうですよ。関東地方の電気を作ってくれていたのに、福島差別は許せません。
現在は本格的にアメリカで活動しているようで、日本で忖度しながらテレビに出るより、アメリカの方がむいているような気がします。
日本はテレビに出ないとすぐ落ち目だとかなんとか、すぐ言われるって、沢田研二さんが言っていました。これからは簡単にはテレビに出ない芸人として、アメリカで箔をつけて日本ではチケットが取れない芸人として活動してはどうでしょうか。これなら誰も文句を言わないでしょう。
お酒を飲んでるシーンが多かったので、少し心配です。くれぐれも飲み過ぎに注意してください。アメリカでの活動がうまくいきますように、陰ながら応援しております。
なぜか中川パラダイスさんのシーンがほっとしました。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
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#アイアム・ア・コメディアン #村本大輔 #ウーマンラッシュアワー #スタンダップコメディ