「僕の狂ったフェミ彼女」面白くて一気読み!

2022年3月に発行された「僕の狂ったフェミ彼女」、新聞で紹介されていて面白そうと思いながら、つい最近書店で見つけて読んでみました。作者は韓国のミン・ジヒョン氏です。

とにかく面白くて一気読みしてしまいました。

主人公スンジュンは4年前に別れた彼女と偶然再会します。可愛かった彼女は「メガル」になっていました。メガルとは韓国語でフェミニストを一括りにして揶揄する呼称です。

スジュンは大きな衝撃を受けます。いったいどうしたんだ!と。彼女は言います。「世の中が私をフェミニストにするんだよ」と。

4年前の可愛かった彼女の面影を忘れられないスジョンは、メダルになった彼女をなんとか元の普通の女の子に戻そうと決意します。

しかし、古い男の考えを持つスジョンの言葉はやっぱり彼女の心には響かないのでした。おしまい!!

こんなストーリーです。彼女は入社した出版社で担当の作家からセクハラを受けていました。

それ以外にも日常の細々したことが、彼女が髪を切り化粧をせず黒い服装でデモ行進に向かわせたのではないでしょうか。

ここで、作中のデモのスローガンを書きます。
 「女は子どもを生む機械じゃない!」
 「母親は処罰されるのに、父親はどこへ行った!」
 「ワンオペ家事、ワンオペ育児、今度はワンオペ処罰か!」
 「男こそ処罰しろ!」
 「妊娠中絶全面合法化!」
 「私の生命が大事だ!」
 

これ私も常々思っていることです。
子どもを産めない人々に向かって「生産性がない」と言ったり、ちょっと前「女は子どもを産む機械」と言ってバッシング受けた偉い人がいました。
若い女性が一人で出産し赤ちゃんを死なせてしまう事件が時々ありますが、なぜ相手の男性は逮捕されないのでしょうか。

最近は男性も育児や家事を手伝うようですが、多くの男性は家事が出来なくても全く悪びれていません。
日本の中絶は懲罰的な感じがします。保険適用されず自由診療なのが気になります。

セクハラも何度か経験があります。

その1つですが、残業後に一人で更衣室で着替えをしていると、男性上司がノックもせず入ってきました。遅い時間でしたから私が一人という事を知っていたと思います。

その男は真顔でした。あわててブラウスの前を押さえると、急にニヤッと笑って握手を求めて無言で立ち去ったのです。
同じ部署の上司です。恐怖でした。
その話を次の日にすると、一人の年配女性が「遅くまで残っているあなたが悪い」と言ったのです。

うそでしょう!?!?

でも私の受けたセクハラは噂になって広まったようで、職場の皆が知ることになりました。
セクハラという言葉もない1980年代初頭のことです。

#僕の狂ったフェミ彼女 #フェミニスト #セクハラ