若い殺し屋風の女性の素材が見つからず、それっぽいもので間に合わせました。ベビわるファンの夫から「髪色が違う」「長さが違う」「まひろはサングラスしてない」など言われましたが、修正するほどフォトショップの腕前が無いので、我慢してもらいました。ちひろの顔に目鼻が無かったので手書きでつけましたが、もっといい方法があったかもしれません。今後も勉強を続けたいと思います。
後からパンフレットを見ると銃器も全然違っていました。色だけでも似せることは出来たと反省。ピンクの背景に黒の水玉模様とハートマークを1つ1つコピペしました。かわいい感じにしたかったので、そこは上手くいったかなと思います。
2021年に脱力系女子殺し屋コンビ、ちさととまひろが活躍するバイオレンスアクション映画が公開され、2023年に第2弾、そして2024年に第3弾が公開されました。
黒髪ロングヘアのちさと（髙石あかりさん）は明るくてコミュ力高めだけど少々ガサツ、金髪ショートヘアのまひろ（伊澤彩織さん）はコミュ障でぼそぼそ小声で話すオドオド系。
高校卒業後、殺し屋協会の命令でふたり一緒に生活し、表の顔としてしっかり社会人をやらなくてはいけないことになっています。
でも、バイトは毎度失敗してばかりでまったく上手くいきません。第１シリーズではメイド喫茶でバイトしたり、着ぐるみのバイトをしたりしますが、長続きしないでほぼニート状態です。
映画に映らない普段の仕事は手際よくやっているかもしれませんが、映画の中ではゴルゴ13のように一発で仕留めるわけではなく、必ずピストルの撃ち合い、肉弾戦になり、死人が数多く発生して血だらけになります。
それを片付けてくれるのが、組織の清掃担当の田坂（水石亜飛夢さん）です。いつの間にか清掃道具一式を積んだライトバンが現れ、マスコミやＳＮＳに漏れること無くきれいに片付けてくれますが、清掃範囲が広くなると「殺し方が悪い」とか文句を言いがちです。ふたりには煙たがれながらも仕事熱心で、自分が死にかけてる時も後輩に仕事の引き継ぎをしようとするなど、真面目というか可笑しいというか、そんな人です。
田坂の後輩が宮内（中井友望さん）、この人も仕事は確かで、さりげないサポートでみんなの潤滑油のような働きをしてくれます。
そんな日常ですが、第１シリーズ第２シリーズがヒットして予算が増えたのか、今回は九州宮崎に出張ということになり、俳優も豪華になりました。池松壮亮さんと前田敦子さんたちが出演されてます。
池松壮亮さんが演じるのは、150人殺しを目指す野良の殺し屋です。第2シリーズにも野良の殺し屋が登場するのですが、野良とは協会に所属していないフリーランスのことです。この人が150人を目指すのは、確かＳＮＳの炎上が理由だったと思うのですが、詳しいことは忘れてしまいました。毎日日記をつけ「今日は何もしなかった。筋トレを一日中した。」と書く天然なところもあり、寂しがり屋で自分のよき理解者を欲っしているという複雑な役です。
前田敦子さんは以前から好きな俳優さんの一人で、面倒な性格の役がピタリとはまります。2016年「毒島ゆり子のせきらら日記」2020年「伝説のお母さん」両方ともドラマですが、これが特にお気に入りです。
ちさととまひろは、殺し屋協会仲介役須佐野（飛永翼さん）の命を受け、宮崎に行きます。そこで待っていたのは先輩殺し屋の入鹿（前田敦子さん）と七瀬（大谷主水さん）。初めて４人チームを組むことになります。
前田さんのいやな先輩ぶりがはまっています。最初から「この小娘が！」って感じで、何事も命令口調のいやな先輩です。入鹿はがっちりした体でイケメンですが、しゃべると宮崎なまりが出てきて、なんともチャーミングです。緩衝材のような存在です。
いざ仕事という時にアクシデントが起こります。殺しのターゲットが他の殺し屋からもターゲットにされていたからです。
池松壮亮さん演じる冬村と鉢合わせになる、ちひろとまひろです。
他にもリゾートホテルの客が殺し屋だったり、ファーム農場のメンバーの裏の顔が殺し屋だったりして、戦う相手は意外と多いのです。
池松壮亮さんは凄いの一言。この前の「ぼくのお日さま」とは真逆の役柄。普通の顔してガンガン殺していくのです。
目をつり上げて怖い顔するとか、笑顔で人殺しするとか、全然そんなことはなく普通の顔で人を殺すのです。返り血を浴びても普通の顔して怖いです。
とにかく池松さんが加わっただけで、こんなにも映画がグレードアップするんだと驚いた次第です。全体的に底上げされた気がします。
最後に宮崎県宮崎市の焼き肉「万力」でチーム全員と清掃担当も交えて打ち上げをするのですが、ビールで乾杯後、「生きてて良かったー！」とちひろとまひろが言い合うのです。やっぱり組織に所属していると煩わしいこともありますが、バックがいるという安心感があります。冬村にはそれがありませんでした。フリーにはフリーの良さがありますが、誰か信頼できる人がいれば命を落さずにすんだかもしれません。
パンフレットに冬村の日記が公開されています。どういうやり方で殺したのか、日々の反省点や格言らしきものが丁寧に書かれ、ＡＢＣで自己採点しています。
生真面目さがなんとも可笑しく、もう日記帳の持ち主はいないと思うと悲しく感じます。
監督＆脚本：坂元裕吾
アクション監督：園村健介
最後まで読んでくださりありがとうございます。
応援クリックしていただけると励みになります。
にほんブログ村
#ベイビーわるきゅーれ #髙石あかり#伊澤彩織 #池松壮亮 #坂元裕吾 #園村健介 #宮崎
