「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」ネイティブアメリカンVS悪い白人

映画

マーティン・スコセッシ監督の3時間26分に及ぶ西部劇映画「キラー・オブ・ザ・フラワームーン」を観ました。
主演はレオナルド・ディカプリオ、眉間の皺もますます深くなってきて味のある48才の中年男です。

叔父役にはロバート・デ・ニーロ、ディカプリオの妻役モリーが、先住民族のオセージ族で自分自身もオセージ族のリリー・グラッドストンです。

舞台は1920年代の米オクラホマで石油利権を持つ先住民の一族が次々と殺されていく、実際にあった事件を元にしたストーリーです。

デ・ニーロは表向きはお金持ちで慈善事業などを行う町の名士ですが、裏の顔は白人と石油の利権を持つネイティブアメリカンを結婚させ、石油利権を奪おうとする強欲で、金のためなら簡単に人も殺せる極悪人です。

仕事の無いディカプリオは叔父を訪ねてきます。ディカプリオが気軽に「おじさん!」と声をかけるのに対し「キングと呼べ」と答えるデ・ニーロ。
このあたりでこの男は怪しいとなんで気がつかなかったんでしょう。普通、親戚のおじさんに「親分と呼べ!」とか言われたら引くでしょう。ディカプリオは世間知らずです。

ディカプリオはその地で先住民族のモリーと恋に落ち結婚します。

モーリーと幸せな家庭を築くはずだったのに、叔父であるキングには逆らえず自分も悪事に手を染めていくことになります。

ところがある日、ワシントンDCから派遣されてきた警察官チームが連続殺人を調査することになりました。あっけなく逮捕されるキングとディカプリオとその他の仲間。ディカプリオはキング側の証言をすればいいのか、モリーの属する先住民族オセージ族側の証言をすればいいのか大いに迷います。

どんどん悲劇に落ちていくディカプリオが切なすぎて涙が止まりませんでした。

#キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン #レオナルド・ディカプリオ