映画「化け猫あんずちゃん」むしろ大人向けアニメ、心が疲れた人におすすめ!

映画

なぜか分からないけど、このアニメ映画を観ました。
とにかく、あんずちゃんがかわいいのです。

このアニメ映画は、本物の俳優で撮影した後、映像をトレースし、アニメーションにする「ロトスコープ」という手法を使用しています。そんなアニメの手法があるとは初めて知りました。なんて手間暇かけたアニメーションなんでしょうか。
俳優の声も同時に録音されています。後半に登場する閻魔様の顔が、宇野祥平さんに似ているなと思っていたら、ご本人が演じていました。

主役の「化け猫あんずちゃん」は森山未來さんが演じています。
あんずちゃんは子猫の時、田舎のお寺の和尚さんに拾われ大事に育てられます。でも、30才をすぎたあたりから、いつの間にか人間の言葉を話すようになり、人間と同じように生活する「ばけ猫」になっていました。
現在37才のあんずちゃんの仕事は按摩のアルバイトで、仕事のない日は釣りをしたりパチンコをしたり自由気ままです。

あんずちゃんは首からスマホをぶら下げ無免許でバイクに乗り、スピード違反で警察に捕まります。しかも無免許がばれて、警察からこっぴどく叱られたりもします。

夏休み、その田舎のお寺に都会から来た11才の女の子かりんが預けられます。
あんずちゃんはかりんのお世話を頼まれますが、かりんの外面だけいい子な面を知ると、彼女のお世話をするのがめんどくさくなっていきます。
かりんは父親の「お母さんの命日までには迎えに来る」という言葉を信じて待っていますが、なかなか迎えに来ないのでイライラしています。この事を誰にも伝えていませんが、本当は死んだ母親に会いたくて仕方がない寂しがり屋の女の子でした。

かりんは母親のお墓参りも出来なくて、あんずちゃんに「お母さんに会いたい」とお願いしますが、色々あって・・・というのが大まかなストーリーです。

あんずちゃんにはかえるちゃんという友達がいます。かえるちゃんが、さらにとっても可愛いです。
かえるちゃんは裏山の地下に住んでいて、食べて寝る以外、趣味で穴を掘っています。掘った地下道はいろいろな所につながっており、温泉もあります。その地下道にはいくつかの変な妖怪が住み着いて、普段は頼りないですが、いざという時には味方になってくれます。

貧乏神に取り憑かれた「よっちゃん」というおじさんのキャラクターも、かなりいいです。全部の登場人物がなぜか愛しいです。

監督は撮影担当の山下敦弘さんとアニメ担当の久野瑤子さんのダブル監督。

制作は日仏共同で、フランスのアニメーションスタジオが美術背景を中心とした制作を行っています。

原作はいましろたかしさんの漫画です。

あんずちゃんと、かえるちゃんと、よっちゃんがたまらなく可愛くて癒やされます。
疲れた大人におすすめの映画です。

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