映画「あまろっく」と尼崎のトラウマ

映画

江口のりこ・中条あやみのW主演と笑福亭鶴瓶出演の映画を観ました。

兵庫県・尼崎の鉄工所を舞台にした人情ドラマです。

京都大学卒業だけどリストラに遭い、今はニートの39才独身の娘・優子(江口のりこさん)と、20才の再婚相手・早希(中条あやみさん)、優子の父親65才(笑福亭鶴瓶さん)の家族の話しです。

「あまろっく」とは、尼崎市にある尼崎閘門(あまがさきこうもん)のことで、愛称「尼ロック」です。

巨大な閘門で、尼崎市の海抜ゼロメートル地帯に海水が流れ込むのをふせいでいます。

父親は自分のことを家族の「尼ロック」と自称し、「人生に起こることはなんでも楽しまな」が口癖です。

ニートの娘はいい年して再婚する親に反抗したり、再婚相手に冷たくしたり、京都大学卒業の学歴がもったいなく、少し幼稚です。

早希は親に大事にされなかったという設定ですが、65才と結婚するなんて20才の若さがもったいない気がします。

財産目当てなら分かります。でも、加藤綾菜さんのケースもあるから、一概にはそうとも言い切れませんね。でもレアケースです。

最後は丸くおさまるので、問題はありません。

尼崎といえば、真っ先に思い浮かぶのが、「尼崎連続変死事件」です。

2012年に発覚したこの事件を知り、本当に恐怖でおののきました。

主犯は角田美代子で、1989年から2011年にわたり、4つの家族を乗っ取りマインドコントロールで支配し、10人が死亡しました。

角田美代子は逮捕時64才、留置所で自殺してしまい罪は問えなくなってしまいました。

なぜこんなに恐怖を感じたかというと、何かと我が家にクレームをつけてくる親戚がいたからです。

何かある度文句をつけて我が家に乗り込んでくる親戚家族。みんな口が達者です。

それだけで満足出来ないと他の親戚にも電話して、私達の悪口を言います。本当にやっかいな親戚。

もし追い込まれて支配されたらどうしよう。他人だったらまだましですが、親戚なのでお盆やお彼岸にやってきます。

私たち家族はその人達をひどく嫌っているのですが、彼らは何事もなかった顔をして、笑顔で接してきます。

尼崎の事件が起きたとき、角田美代子をその親戚に重ねてしまいました。

楽しい映画に悲しい話しを書いてしまいました。

その出来事が多発したのは、私が30才~40才くらいの時、父と祖父を失った辛い時期に、実家を乗っ取られる妄想をするほど追い込まれました。

すっかりトラウマです。

こんな個人的な事ブログに書いていいのかなとも思います。

最近、自分で自分のブログを検索したのですが、見つかりませんでした。私のブログにきて下さる方は、どうやってここにたどり着いたのでしょうか。

アクセス数を増やす方法を検索すると「書きたいことより、読者が知りたいことを書け」と書いてありました。

いまは模索しながら、とりあえず書きたいことを書いています。

自分の生きた証として、遺書代わりとして、このブログを書いています。

還暦過ぎてもまだ人生模索中です。

#映画 #あまろっく #尼崎 #尼崎連続変死事件