「発達障害の人が見ている世界」を読んで

子どもの時から忘れ物が多く簡単なミスを連発する私でした。

その頃は勉強が出来ないのは仕方ないし、忘れ物の多さも仕方ないと思っていました。

ランドセルを忘れて学校に行ったこともあります。先生から「忘れ物名人」という位を授かりました。

でも大人になるにつれ、これはとんでもなく大変なのです。

「ちょっと変わっている」「何考えているのか分からない」と言われ、仲間はずれにされたり、理由も分からず口をきいてもらえなくなったことがあります。

事務職につきましたが、仕事が時間内に終わらず「残業代稼いでる」と言われたり、ミスを連発するので上司に「間違えないようにするにはどうしたらいいか」というレポートを書くよう命じられたりしました。

もちろん自己肯定感は無いに等しいです。思春期からずっと自分は価値の無い人間だという思いで生きてきました。

書店でこの本を発見しページをペラペラめくると、ADHD、ASD特性チェックというページがありました。チェックBに全部当てはまります。その本を購入し家でよく読むと「ADHD」注意欠如多動症の「不注意タイプ」と書いてあります。

ずっと悩んでいた事がぴたりと当てはまります。医師の診断はありませんが、私はもしかして発達障害なのでしょうか。

また、発達障害で起こりがちな二次障害というのが記載されています。

何度もトラブルを経験したり、辛い過去がフラッシュバックすることで二次的に精神疾患を併発してしまうそうです。具体的には「パニック障害」「強迫性障害」「不安障害」「うつ病」「双極性障害」等です。

既にわたしは「パニック障害」と「睡眠障害」を患っています。

本の中で繰り返し書かれているのが、「発達障害とは1種の脳の特性である」ということで、決して能力が低いことではないらしいです。

まだ発達障害と正式に診断された訳ではありませんが、この本を読み直し、私の生きづらさに対してなんとか対策をとっていきたいと思います。

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